結論:幅広い客層の希望に応えようとメニューを広げた飲食店ほど「何が専門の店か」が伝わりにくくなり、新規客の選択肢に入りにくくなる。「なんでも屋型」から抜け出すには、メニューを減らすより先に、発信で伝える情報の優先順位を決めることが有効である。
「お客様の希望に応えたい」という思いから、和食も洋食も居酒屋メニューも取り入れている飲食店は少なくありません。選択肢の多さはお客様への配慮の表れですが、その一方で「新規のお客様に何の店か伝わっていない」という悩みも同時に聞かれます。
メニューが多いことが裏目に出る理由
選択肢が多いことは一般的に良いことだと思われがちですが、初めて店を知る人にとっては「結局何が専門のお店か分からない」という印象を与えてしまうことがあります。専門性が明確な店の方が、お客様の記憶に残りやすく、来店の決め手になりやすいのが実情です。
「なんでも屋型」に共通する特徴
- SNSやメニュー表の写真が、ジャンルの異なる料理で混在している
- 「何が名物ですか」と聞かれても、すぐに答えが出てこない
- 新規客より、常連客の細かい要望に応える形でメニューが増えてきた経緯がある
これらに心当たりがある場合、メニューそのものに問題があるわけではなく、伝える情報の優先順位が整理されていないだけの可能性があります。
メニューを減らさずに「顔」を作る方法
メニュー数自体を減らす必要はありません。大切なのは、発信の中で「まず伝えたい一番の顔」を一つ決めることです。看板メニューやジャンルを一つに絞って発信し、それ以外のメニューは来店後の”実は”の魅力として伝える構成にすることで、専門性のある印象を保ちながら、既存のメニューの幅広さも活かすことができます。
よくある質問
Q. メニューを減らさないと解決しませんか?
A. 減らす必要はありません。発信で最初に伝える「顔」を一つ決めることで、メニューの多さを維持したまま伝わりやすくできます。
Q. 何を「顔」にすればいいか分かりません。
A. お客様からよく注文される、または口コミで言及されやすいメニューを軸にするのがおすすめです。
Q. 顔を一つに絞ると、他のメニューの魅力が埋もれませんか?
A. 顔となるメニューで来店してもらった後に、他のメニューの魅力を伝える流れを作ることで埋もれにくくなります。
ご自身のお店が「なんでも屋型」に近いか気になった方は、無料の現地診断でご一緒に確認していくこともできます。
